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2012年2月 3日 (金)

『たとえば君』

凛とした冷たい夜、しんしんと降る雪はさらさら淡雪のようです。

さっき、新雪を楽しむように踏んづけて、あそこに飛びこんだらどうなるんや・・・

笑いの中で、冬の夜楽しんでいます。

                                             

石川に来る時、電車の中が何時も退屈なので、本を一冊購入しました。

この頃は、図書館ばかりで、雑誌以外本を買うこともなかったけど、本屋さんの雰囲気は好きで、名古屋に出掛けたりすると、ついつい立ち寄り本を開いてしまいます。

今回購入した本は、私には珍しく歌人の本、『たとえば君』

                                               

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この本のことは知っていたので、本屋さんに平積みされていたのを、すぐ手に取りました。

正直にいえば、普段歌に興味を持っていなかったし、この方のお名前も今回初めて知ったような私ですが、1ページ、2ページと読んで行くうちにどんどん自分が入っていってるんです。

乳がんで亡くなったという以上に、歌に対する情熱が、何も考えないで生活している私には、圧倒されました。

乳がんの告知をされた日、再発の日、闘いの日々、最後の時、その日その日を歌で残してきた裕子さん、そして返歌のように夫の日を歌にしてきた永田さん、出会いから別れまでを、恋歌で刻んでいたのでしょうね。

でも、その歌が、時には悪口のように書かれていて、決して濃い愛なんて感じられないと思っても、普通の言葉で歌を刻んだその裏に、思いやりや切なさが、悲しみや寂しさが、そこにあるってことが、手にとるように分かるのです。

子供より、夫を大切にしていたのは、夫婦が裏表のような、同士、同胞だったからのように思いました。

子供は、大きな愛のなかで、もちろんしっかり育っています。

良い本に巡り合えて、幸せを感じました。

                                             

たとへば君 ガサッと落葉をすくふやうに 私をさらって行つてはくれぬか

これは、出会いの頃、まだ21才の裕子さんの作品

                                     

あの時の壊れた私を抱きしめて あなたは泣いた泣くより無くて

「私が死んだらあなたは風呂で溺死する」 そうだろうきっと酒に溺れて

乳がんを告知された頃、上は裕子さん、下は永田さんの作品

                                        

手をのべて あなたとあなたに触れた時に 息が足りないこの世の息が

これは、最後の作品です。

                                         

私は、乳がんを患いましたから、気持がよくわかる歌が多数ありました。

また、野の花がお好きだとか、私と違って名前もよく知っていて、その中に私と縁のある花がありました。

それは、また後日書きたいと思います。

                                                  

                                                                  

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